SSD(Solid State Drive)をご存じでしょうか。細かい説明はぶっ飛ばして(できないという説もありますが)、半導体でできた記録媒体で、HDDと換装することでPCがメチャクチャ早くなるととりあえず理解して下さい。もう少しまともな情報が欲しい方は、たとえばWikipediaをご参照下さい。
さて、SDDをHDDと比較すると色々特徴があります。長所としては、
などが挙げられます。
一方、短所は
特に一つ目の書き込み可能回数の制限は、僕を含めて「精神的貧乏性」の人には気になるところではあります。もちろん数日や数ヶ月で駄目になるものではなく、(使用頻度によりますが)数年以上は持つ計算ではあります。
さて、僕が今メインで使っているPCは、Lenovoの「ThinkPadX61 76753BJ」です。HDDは80GB。ちょっと底面が熱くなりすぎるきらいはありますが、キータッチ優先で決めた機種であり、トラックボールも好きなので結構気に入っています。ただ、最近少々起動が遅く不安定気味。そこで「この際クリーンインストールついでにSSDに換装してみようか」というのがきっかけです。
最初に試したSSDがBuffaloのSHD-NSUM32Gという製品。ぶらっと暇つぶしに入った横浜のヨドバシカメラに置いてあって、1万円前後で手頃だったので衝動買い。USB端子とケーブルが着いていて、データ転送が簡単にできそうなのが魅力でもあります。
後にもう少し色々わかってくると、このSHD-NSUM32Gは悪名高いJMicron製コントローラーチップ「JMF602」を搭載した製品で、「プチフリ」を起こすタイプでした。もっとも、Buffaloが無償でプチフリ防止アプリとして提供している「TurboSSDと併用することで、少なくとも僕が試した限りでは深刻なプチフリには出会わずに済み、大きな不満はありませんでした。
ただ、このページを最後まで読んでいただくとわかりますが、容量不足もあり、僕は最終的にはIntelのSSDに落ち着いてしまいました。SHD-NSUM32Gは、「CD-ROMから起動できる環境さえあれば、今のHDDをそのままコピーして試せる」というメリットがありますので、安く手に入れば購入して遊んでみる手はあります。ですが、正直なところ今となってはすごくオススメとは言い難いものがあります。
まず前提として、操作は電源を切って行うこと(当たり前ですが)。また、念のためバッテリーも外した状態で行うこと、です。
また、事前に「ThinkVantage」の「Create Recovery Media」を使ってリカバリーディスクを作成しておきます。クリーンインストールではなく、現在の環境を移行したい場合は、「Rescue and Recovery」からバックアップメディアを作成しておきます。
もう一点、BIOS設定を変更する必要が(おそらく)あります。少なくとも僕の場合は、SATAのモードがデフォルトのAHCIになっていると、SSDに換装後「Rescue and Recovery」が走った直後にブルースクリーンで止まってしまいましたので、あらかじめ変更してから作業を行った方が吉です。
ただ、AHCIのままでもSSD換装できた例もあるみたいですので、後でブルースクリーンになって、駄目なことを確認してから変更してからでも間に合います。
BIOS設定の変更方法は、ThinkPad起動ボタンを押した直後にF1を押してBIOS画面に入り、Config → Serial ATA(SATA) で SATA Controller Mode Optionを「Compatibility」 に設定します。設定が終われば設定を保存して再起動。
ThinkPad X61のHDDインターフェースはSATAで、かつ「交換可能」というのを前提とした製品なので、手順は非常に簡単です。ひっくり返して左端あたりにあるネジを一本外してカバーを開けば、HDDを「ズルズル」と引き出せる状態になります。引き出したHDDのサイドカバーを外して、さらに4つのネジを外してHDDとSSDを入れ替えた後、逆の手順で元に戻します。
このあたりの手順は、こちらのサイトが写真付きで詳しいです。
上のサイトは「SSD換装」でGoogle検索するとトップに出るサイトで、2009年1月に四苦八苦してThinkPad X60でSSD換装された貴重な記録でもあります。
無事換装が完了したら、ドックなり外部DVDなりに作成したリカバリディスクを入れて起動。後は「Rescue and Recovery」のメニューを見て指示に従って作業を進めます。僕の場合は約1時間くらいで、特に問題なく終了しました。
SHD-NSUM32G換装前後で、定番であるCrystalDiskMark 2.2を使ったベンチマークを取ってみました。設定はすべてデフォルトでの測定です。
ちょっとランダム書き込みが遅い気もしますが、立派なベンチマークだと思います。体感的にもあきらかにOSの起動は速くなりましたし、アプリもサクサク動きます。
ならそれで良さそうなものですが…お気づきの方もおられると思いますが、なぜ僕は80GBのHDDを換装するために32GBのSSDを買ったのか。そこには「予算の問題」より深くて長い悲しいお話が隠れています。それは気が向いたらまた書くとして、とにかくしばらく慣れてきたらやはりもう少し容量が欲しくなります。そうなると、プチフリが心配なBaffaloの容量の大きなものを買うより、容量も同じで評判のもっともよいIntelのX25-Mが欲しくなります。
さて、飲み代を節約しながら予算約2.5万円を確保しました。「不具合解消版」としてはリテール版である「SSDSA2MH080G2R5 」と、バルク版の「SSDSA2MH080G2C1 」があり、価格.comを見ても2,000円弱の価格差があります。保証期間も同じなら安い方がいいや、ということで、その中でも最安値だった ドスパラ で購入しました。
もちろんAmazonでも購入できます。
換装手順はBuffaloのケースと全く同じです。 何事もなく無事終了したので。早速いそいそとベンチマークを取ってみました。
うむ、早い。体感速度でもかなり早い。 そこでBuffalo SHD-NSUM32GとIntel X25-Mのベンチを並べてみると、
左がBuffalo、右がIntel。ランダムライトの早さが目を引きます。また、Intelは独自コントローラということで、プチフリも全く起きません。う~む、満足。
なお、ThinkPad X61の場合はSATA-150の制限を受けるので、X25-Mの性能をフルに生かすことはできません、残念!
嬉しくなって、IntelのSSD換装前後で起動の動画を撮影してみました。SSDでクリーンインストール後、色々最適化や不要なアプリ(指紋認証、HDDプロテクションなどの除去など)の削除をした後、リカバリディスクを作成してそれをHDDに移したので、細かいところまですべて条件は同じです。
なお、携帯で動画撮影した際に、奥さんの声やTV音声など、いっぱいプライベートノイズが入ったので、音声はYoutubeが提供してくれている軟弱な音楽と入れ替えてあります。
SSD換装前
Intel X-25MSSD換装後
同時に再生してみると、より一層様子がわかりやすいかと思います。 起動時間はHDDで1分強、SSD換装後で45秒強というところでしょうか。
無事SSD換装が終了すると、やはり次に欲しくなるのが「SSDをSSDとして認識して適切に扱ってくれる」Windows 7 です。思わずAmazonで予約注文してしまいました。それも、悩んだ末XP互換モードが欲しいので5千円以上高いProfessionalにしてしまいました。
ちなみに、Amazonの値段は最安値付近でオススメです。
もっとも、Intel X25-Mは現状ではTrimに対応してなく、Windows 7 からもSSDとして認識されない状態で、ファームウェアアップデート待ちではあります。2009年10月22日のWindows 7の発売までにはアップデートするとおっしゃっておられますが…
さてどうかな。間に合わないのも嫌ですが、拙速でトラブルが出るのはもっと嫌なので、ワクワクしながら期待せずに待つことにします。
無事成功しました。こちらをどうぞ
わー 2年も空けて更新するblog初めて見た
おそらくこれからどんどん出てきます、そ~いうblog
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