ウチの子がそうですが、帰国子女ってうらやましがられます。小さい頃から海外で暮らしてその国(ウチだと英語、いや米語か)の言葉に触れて言葉もペラペラで…と。
僕自身もそう思ってました。って、結局今苦労せずに済んだら…ちゅう怠慢心でもありますが。
確かにウチの子が帰ってきた直後だと、その英語を聞くとおそらく日本人とは解らなかったはずです。 実際、「カッコい~」と良くよその親に言われてました。
海外赴任の経験がある人が口を揃えて言っているのは、「10歳まで居ないと言葉は残らない」です。これは、子供の日本語を聞いてみれば解ります。大人と同等の語彙と文脈でしゃべるためには、やはりこれくらいの年齢に達する必要があるのが解ると思います。
それはともかく、帰国子女に取っての最大の問題はアイデンティティの確立ではないかと思います。つまり、自分の母国はどこで母国語は何でというベース、つまりしっかりと踏みしめるべき「土台」です。ベースから飛び出すにしろ収まるにしろ、ベースが無ければどちらの選択もできません。
例えばウチの子の場合、帰国直後は同年代の子に比べて日本語能力70%、英語能力80%くらいだったのではないでしょうか。どちらのコミュニティでも「よそ者」でベースがありませんでした。アメリカ人には「お前はアメリカ人じゃない」と言われ、日本人には「変な日本語~」と言われ。
まあ僕に似てもともと口は達者が達者でないのも原因の一つでしょうけれども。
一方で、元帰国子女の友達に訊くと、リスニング能力は普通と違うみたい(英語能力とは別です)。例えば単語はわからなくても何と発音したかがわかるとか、TOEIC能力でははるかに上の人が聞き取れない大勢のケンカや議論の内容が聞き取れるとか。
そ~いえば、アイデン&ティティってみうらじゅんの漫画があったなあ。
ってなんちゅうオチや、宣伝だし。
(絵: ママ姐さん)
単語や文章はわからんくても、ケンカの内容や自分の悪口が言われたのが わかるところは素晴らしいかも。。( ̄_ ̄) 地獄耳がちょうどいい。
そういう意味では日本語は暗号として非常に便利である。
ニッコリ笑って、「あほんだら、もう二度と会いたくねえや」
とか。
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